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母校が創立100周年を記念した式典と講演会を開催し、人文字で祝った

令和2年10月17日(土)酒田市希望ホールで、創立100周年記念式典および記念講演が行われた。新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から東京亀城会を含む各地区同窓会からの出席が見送られ、在校生555名を含む約600名が創立100周年を祝った。

母校は、大正9(1920)年に県立酒田中学として開校し、酒田第一高等学校、酒田高等学校を経て現在に至り、「質実剛健」「文武両道」の校風が代々受け継がれてきた。100周年記念事業実行委員長を務める山岸文章同窓会長は、その校風を受け継ぎ、社会に貢献する人間力を養って欲しい、五十嵐校長は今できることを実行して酒田東高校の伝統を未来につないで欲しいと式辞を述べた。さらに、齋藤汰朗前生徒会長(3年)は、蕉風俳諧の理念である不易流行の精神で、本質的なものを忘れずに新しい変化を取り入れていきたいと述べ、これまで培ってきた歴史を踏まえ、新たな伝統を築く決意を新たにした。
式典に続いて「喜びを力に」と題して行われた記念講演では、バルセロナ五輪女子マラソン銀メダリスト・有森裕子さんが、自分は何を求めているのかどうなりたいのかを行動に移し、発信し続ければ道は拓ける、と在校生にエールを送った。

一方、記念式典を遡ること2週間ほど前の10月2日(金)、母校のグランドに「2020 SAKATO 100TH」の15文字による人文字が描かれた。新型コロナウイルスのため開催できなかった体育祭の代替として、体育祭実行委員会と執行部が中心となって行われた企画で、各クラスが1文字ずつ担当し、本校創立100周年を前祝いした。当会が2015年に刊行した『東京亀城会創立50周年記念2015』には、東京亀城会が再開された1965年に在学していた41回から43回の総勢1,070名による人文字「’65酒東」が表紙を飾っており、“伝統”は脈々と受け継がれている。

なお当会はこの10年間、母校創立100周年記念の募金を行い、お祝いの品を送ることになっている。母校の意向を踏まえ、理事会で決定次第公表予定。